ダブルIPA

ダブルIPAは、通常のIPA（インディア・ペールエール）をさらに強化したスタイルで、ホップとアルコール度数が際立つビールです。アルコール度数は通常8〜10％程度で、強い苦味とフルーティーな香りが特徴です。このスタイルは、アメリカのクラフトビール文化の中で発展し、ホップの個性を最大限に引き出したビールとして人気を博しています。

他のハイアルコールビールについて知りたい方はこちら

ダブルIPAは、1990年代にアメリカで誕生しました。クラフトビールの醸造家たちは、通常のIPAでは物足りなくなり、さらにホップを増量してアルコール度数も高めたビールを造り始めました。最初に造られたダブルIPAの一つとして知られるのが、ヴァインステファン・ヘラ・ダブルIPAで、その強烈な苦味とホップのフレーバーが話題を呼び、以降、ダブルIPAはアメリカを代表するスタイルの一つとなりました。

フレーバーは、シトラス、トロピカルフルーツ、松のような香りが豊かに広がり、ホップの苦味がしっかりと感じられます。また、モルトの甘みがバランスを取り、ホップの強い苦味とフルーティーな香りが絶妙に調和することが特徴です。ダブルIPAは、ホップのキャラクターを全面に押し出したビールで、ホップ好きにはたまらない一杯です。

ダブルIPAの強い苦味とフルーティーな香りに合う料理として、以下のペアリングがおすすめです

• スパイシーな料理: 辛口のカレーやホットウィングスのような、スパイシーでしっかりとした味付けの料理と相性が良いです。ホップの苦味と香りが、スパイスの風味を引き立てます。
• グリルした肉: BBQリブやステーキなど、グリルした肉料理と合わせると、ビールのフルーティーなアロマとモルトの甘みが肉の旨味を一層引き立てます。
• トロピカルサルサ: パイナップルやマンゴーを使ったサルサとダブルIPAを合わせると、ビールのトロピカルな香りとサルサのフレッシュさが絶妙にマッチします。